大人になる方法

脳科学的に大人を定義し、大人と子供の違いや大人になる方法を書いていく

マウントをとりたい大脳辺縁系

子供の脳である大脳辺縁系は組織の中で上位にいることを感じて安心を得ようとする
他人を見下し自分は他人より上位にいることに優越感を感じ快感を感じる

 

これが他人に対してマウントを取る心理

 

大人の脳である前頭葉は、それを成果・合理性がないので無駄だと判断する
他人にマウントすることは子供じみた小さな快感でしかない

 

「あの人性格悪い」などと陰口を言われたり、意図的に避けられたり、自分だけのけものにされたり、様々な損失を考えたらマウントがいかに非合理的行為であるか理解できる

 

しかし他人にマウントをとってしまう人はそこまで考えられない

 

一方で大人の脳である前頭葉は成果を求める
他人をマウントしたところで、つまらない快感を多少得る程度で、それに伴う損失の方が大きいことを容易に理解できる

どこまで先のことを考えているか?という予測力の範囲が違うことを意味する
マウントをとる人は今この瞬間に快感を得ることしか考えられない


しかし明日、来週、来月・・・と人生は続き、その行為が後日どのような影響を及ぼす

 

これは予測力が短く、例えば1時間、明日なら24時間、来週なら168時間、来月なら720時間と、予測する範囲がどこまで先か?によって判断が変わる


この予測力の範囲については私は実際データで計測したことがあるので人によって大きく差があることを理解している。

 

他人この話をしてもなかなか信じてもらえないし、最初は自分自身でも信じられなかった。しかし疑り深い私は自分でも信じられないそのデータを何度もとりなおした


予測力は個人によって大きく異なる。それが考える能力の差だ


子供の脳である大脳辺縁系は今この瞬間のことしか考えていない
おもちゃを欲しがる子供は「約束守るからこれ買って」と駄々をこねるが、その約束を守ることはない。せいぜい数日程度だ。子供に限らずいい年下大人でもそんな人はたくさんいる

 

一方で年齢が幼くても精神年齢が高い子供はいる

 

貧しい家庭で育ち親が苦労して自分を育ててくれていることを理解している子供は「いつか自分が稼いで親をラクさせてやろう」と考え、10年、20年先までの長期的な計画を具体的に立てて実行・実現していくのだ。その場しのぎの計画では根本的解決にならないことを身をもって学んでいる


予測力と精神年齢が比例していることが少しでも理解して頂けるだろうか
そして他人にマウントをとる人の精神年齢が低いだけでなく、考える能力が低く予測範囲が狭いということでもある

これはマウントという行為から、日常生活や仕事においてどの程度の能力を持っているかを計る指標にもなる