大人になる方法

脳科学的に大人を定義し、大人と子供の違いや大人になる方法を書いていく

「感情」VS「理性」 2つの気持ち

大抵の人は学生の頃、夏休み・冬休みの宿題を「めんどくさい」と感じたことだろう

勉強好きの人は別にして

 

そして「めんどくさい」と感じた後、それをどう処理するか?
これが大人の脳と子供の脳のどちらが機能するかで別れる


それが感情と理性だ
大人は理性で判断する。子供は感情で判断する。

感情で判断する人は「時間はあるからそのうちやろう」と宿題をやらずに後回しにする。
理性で判断する人は「どうせやるなら先にやって余裕を作っておこう」とできるところから確実にやっていく。

夏休みが終わるとき、感情で判断した人は膨大な宿題に追われることになる
理性で判断した人は余裕をもって宿題を完了させられる

そう。つまり「大人」とは理性的に判断できる人だ

実際判断する脳の部位が異なる。感情での判断は原始的な動物にもある大脳辺縁系、理性的な判断は哺乳類・類人猿・人間と進化するごとに発達した部位の前頭葉

人間には「やったほうがいい」「めんどうだからあとでいい」の2つの相反する判断が存在するのはこのためだ。もしロボットなら「めんどくさい」などと感じることはなく、必要なことはキッチリとこなす。

 

人である以上感情があるのは当然。どんなに大人になっても感情が出てしまうのは仕方ない。しかし普段から良く考えずに感情で判断していてはわがまま言いたい放題、し放題。つまり「子供」の判断なのだ

理性で判断する前頭葉は、成果・結果を効率よく求めることに対し、感情で判断する大脳辺縁系は野生動物のように自分の感情のおもむくままにその場で自分の我を押し通そうとする。

不良・つっぱり・ヤンキーの類を思い出してもらいたい。
彼らは自己顕示欲という欲望を満たすため、全く無駄で成果のないことにリスクをとってまでしようとする。他人を威嚇し従わせ、自分の方が強いと誇示することで心の欲望満たす。

理性的な思考をする人からしたら、それをしたからといってどうなるのか?と疑問を感じる。何の成果が得られるのか?それは来年・再来年の自分にとってどういう影響をもたらすのか?成果を求める前頭葉は何の成果もない無駄な行為だと判断する。

最近では中高年のアオリ運転がしばしば問題になるが、いい年して脳の判断基準は同じなのだ。

中高年の方が前頭葉が退化して子供じみた言動をして、子供の方が理性的で正しい言動をしている場面などか動画サイトにあげてあったりする。

大人とは理性的な判断で成果・結果を効率よく求める脳を持っている